春4月のネパール・ランタン谷に続いて、クーンブ山群のメラ・ピーク(6451)から写真を撮りたくて計画する。当初テント泊で計画するも参加者が集まらず参加費用が高く計画を中止とした。が、一緒に行く岳友から「バッティー泊まりで歩くとその費用が非常に安くなる」との情報で予定通り出かける事にする。ついでにメラ・ピークを登った後に、ロルワーリン山群を歩く事も同時に計画する。

 9月28日に成田から出発、中国・広州で乗り換え夜遅くカトマンズに到着する。タイ在住の岳友とは二日後の30日にカトマンズで合流してエージェントとの打ち合わせをする。翌日早朝にトレッキング出発地のルクラへのフライトを予定するも天候不順で中止となる。翌日もフライトが中止になり一日ホテルで過ごす。三日目、空港へ行くも飛行機は飛ばず、日程のこともあり大枚をはたいてヘリコプターで行くことにする。雲の中を尾根伝いに飛びルクラへ向かう。飛行場に到着すると思っていたら遙か下の谷底に着陸した。其処から急坂を約2時間半登ってやっとルクラに到着する。

 とんだ初日で少々気持ちが滅入るが仕方ない。遅い昼食を食べ予定通り歩き始める。初日の宿泊地には日も暮れた18時頃に到着、イソイソと夕食を食べてすぐさま寝る。

 二日目は標高4610mの峠まで標高差1300mを一気に登る。高山病を心配しながらゆっくりと歩く。峠を越えて300m下って泊まる。三日目はイヌクー・コーラまで1000mも下る。川沿いを進んでコテ、四日目はタナで泊まる。此処で高度順応をする予定だが調子が良いので翌日カレ・BCに進む。BCに着いてから三脚を持ち出して尾根に上がりクスム・カングルの夕焼けを撮る。六日目は高度順応で重い三脚を持ってなだらかな尾根を5300mまで登る。七日目はハイキャンプへ向かう日だが、氷河へ登る途中で小雪が降り出し、雷も鳴り出した。モレーンの丘を登り終える頃には雪が激しく降り出して道が判らなくなった。クライミングシェルパ、スタッフ共々、激しく降る雪の中をBCへ引き返す。雪は夜半には止んで翌日は辺り一面真っ白の雪景色となった。快晴の中、一日のんびりと休養・停滞日、雪だるまを作って遊ぶ。

 雪の溶けた午後、写真を撮りに高度順応で登った尾根を再度登る。九日目、所々雪が残っている中をハイキャンプへと向かう。だだっ広い氷河に上がりクレバスを避けながらメラ・ラ(峠)へ向かう。峠からは新雪のためにトレースもなく先行した自分達のシェルパとポーターの踏み跡のみが残されている。その踏み跡は雪で隠れたクレバスを避けながら随所で迂回を重ねている。緩やかながらも果てしなく登りは続いている。ハイキャンプは岩陵の陰とのことだが、なかなか辿り着かない。写真を撮りながらも息を弾ませながら必死に足を前に運ぶ。

 やっと到着したハイキャンプは狭い岩陰に作られていて右側はすっぱりと切れ落ちている。早めに夕食を食べて明日の準備をすませて横になる。

 アタックの朝は眩しいほどの星空、すばらしい天気で明ける。クライミングシェルパ、岳友、私、最後にシェルパでアンザイレンして3時に出発する。標高約6000m近くまで進むが、突然目の前に大きなクレバスが現れる。10m程下に細い雪のブリッジが見える。クライミングシェルパのラクパさんは渡るかどうか迷っていたようだが、この先もクレバスが多く雪で隠れてしまい危ないと言う。相談の末にハイキャンプに戻ることにする。絶好の登頂日和だがクレバスに落ちるのも嫌だし仕方ない。

 ラクパさんはメラ・ピークを30回も案内しているというベテランなのだ。四、五日して天候が落ち着いたときにシェルパが集まって新しいルートを作るそうだ。

 ハイキャンプに戻り腹ごしらえ後、テントを撤収してBCへ下る。山頂は踏めなかったものの、遠くチョー・オユーからエベレスト、マカルーと、すばらしい展望を撮れたことで満足しながら下った。BCでパッキングし直し、その日の内にさらに下る。その夜は標高4350mの高さでロキシー(ネパールの焼酎)で乾杯、スクティー(ヤクの干し肉を辛く調理したもの)が美味しい。その後も下る毎にロキシーをいただきながら楽しい気分でルクラへ向かう。

 天候が回復してルクラへのフライトが再開したことで、下りながら多くのトレッカーに会う。後日談になるがメラ・ピークは山頂直下のクレバスで、その後もしばらくは中央峰までで、北峰(山頂)まで行けなかったらしい。途中で会った但一人の日本人も登れなかったとのこと。今回は費用の関係からロッジ(バッティー)泊まりに変更した。ルクラからのメラ・ピークへのトレッキング街道はエベレスト街道などトレッカーが多い処と違い、設備や食事は数段悪い感じがした。その為かトレッカーのほとんどがテント泊で歩いていた。特に食事については、何でも美味しく食べられる私に対して、グルメ指向?の岳友は大変苦労をしたようだ。下りながらすでに後半のトレッキングの事を考えていた。フライトは順調で元気にカトマンズに帰れた。

P43(Kyasar)     クスム・カングル

Khare BC にて

Khare BC にて

Mera La へ

High Camp

High Camp へ

雪のKhare BC

高度順応の尾根にて

マカルー

チャムラン

ヌプツェ           エベレスト    ローツェ 

Mera South

Peak41

チョー・オユー

戻る

クスム・カングル

Peak41

ネパール・メラ・ピーク(6451m)

戻る

日程;9月28日〜10月16日
 南与野−成田−広州−カトマンズ(H5泊)Lukla・・・Chutenga(B泊)・・・Zatrela pass・・・
  Thuli Kharka(B泊)・・・Kothe(B泊)・・・Thangnak(B泊)・・・Khare BC(B4泊)・・・
  High Camp(T泊)・・・6000m・・・High Camp・・・Khare BC・・・Thangnak(B泊)・・・
  Domo(B泊)・・・Kharkateng Snow Line Tea House(B泊)・・・Lukla(B泊)−カトマンズ(H泊)

Mera ピーク

  P43  クスム・カングル          チョー・オユー      Peak41      ヌプツェ  エベレスト ローツェ                   マカルー

P43